日本砂丘学会・学会賞候補者の推薦依頼
表彰規定にもとづき,日本砂丘学会学術賞・論文賞・技術賞・奨励賞・地域賞・功労賞候補者の推薦を募ります。


日本砂丘学会表彰規定

(総則)
第1条 会則第3条第3項の定める表彰はこの規定による。

(表彰)
第2条 本学会に,学術賞,論文賞,技術賞,奨励賞,地域賞および功労賞(以下「学会賞」という。)を設定し,総会において表彰する。

(受賞者の資格)
第3条 受賞者は本学会会員の個人,または少なくとも本学会正会員1名を含む団体とする。

(学術賞)
第4条 学術賞は,砂丘および乾燥地に関する学術上の優れた業績をあげた個人または団体に授与する。

(論文賞)
第5条 論文賞は,本学会誌に掲載された論文により砂丘および乾燥地に関す学問あるいは技術の進歩に対して優れた業績をあげた会員に授与する。

(技術賞)
第6条 技術賞は,砂丘および乾燥地に関する技術の進歩に対して具体的な成果をあげて貢献した個人または団体に授与する。

(奨励賞)
第7条 奨励賞は,砂丘および乾燥地に関する学問あるいは技術の進歩に寄与することが期待される業績をあげた個人または団体に授与する。

(地域賞)
第8条 地域賞は,砂丘および乾燥地における地域の発展に貢献した個人または団体に授与する。

(功労賞)
第9条 功労賞は,本学会の発展に貢献した個人または団体に授与する。

(対象業績の範囲)
第10条 学会賞の選考審査の対象業績を下記のように定める。
(1) 学術賞,技術賞,奨励賞は,原則として授与年度の前年度から遡って5年以内に,本学会誌に掲載された論文・総説・研究資料・技術レポート等とする。ただし,本学会誌以外において,顕著な業績が著書,調査報告書,その他刊行物に 認められるときには,これらを選考の対象とすることがある。
(2) 論文賞は,原則として授与年度の前年度から遡って3年以内に本学会誌に掲載された論文を対象とする。
(3) 地域賞,功労賞は期限をとくに定めない。
2 すでに他の賞を受けた業績は,選考の対象外とする。

(受賞候補者の推薦)
第11条 会長は,その年度の学会賞の受賞候補者(以下「候補者」という。)の推薦に関する事項を学会誌に会告する。
2 推薦の期限は,原則として毎年12月末日とする。

第12条 候補者を推薦しようとするものは,次の書類を揃えて会長あてに提出しなければならない。
(1) 学術賞,論文賞,技術賞,奨励賞、地域賞および功労賞の別。
(2) 候補者の氏名,所属機関および連絡先。団体による業績の場合には,共同研究者全てについて記載し,当該業績における研究分担等を明記する。共同研究による業績において共同研究者を省いて推薦する場合は,その理由ならびに候補者の当該業績に関する貢献度を具体的に明記すること。
(3) 業績題目,要旨および推薦理由書(2,000字以内)。
(4) 候補業績の論文等の表題と掲載号,ならびに公刊された関連業績がある場合には,その誌名または著書名,刊行年月等。論文等の公刊物、またはそのコピー(デジタルデータ可)を添付すること。
(5) 推薦者の氏名,所属機関および連絡先。
2 学会賞の各賞は,それぞれ次に掲げる者の推薦によるものとする。
(1) 学術賞,技術賞,奨励賞,地域賞,功労賞は正会員の自薦,他薦
(2) 論文賞は,正会員の自薦,他薦または,編集委員会の推薦

(受賞者の選考および決定)
第13条 学会賞選考委員会(以下「選考委員会」という。)の委員長は,推薦書類を十分に検討し,選考委員に回覧し審査を行わなければならない。
2 選考委員会は,学術賞,論文賞,技術賞,奨励賞,地域賞および功労賞それぞれにつき,表彰規定の主旨に基づいて全候補者の業績内容を審査し,適,不適およびその理由または所見を明らかにするとともに,適とした候補者の中から,記名投票により選考する。
3 受賞者の選考は最高得点によるものとする。
4 選考委員会委員長は,選考結果と選考理由を会長に報告する。

第14条 会長は,選考委員会の審査結果を基に,評議員会の議を経て受賞者を決定し,総会において表彰する。
2 選考委員会委員長は,総会において選考委員会における審査経過を報告する。 3 受賞者は,業績の概要を総会において報告するとともに,総会後に発行される学会誌に掲載しなければならない。ただし,功労賞については会長が業績の概要を学会誌に掲載する。 (運用上の費用)

第15条 表彰に関わる費用は,本会会計の一部で充当する。

付則
1. この規定は平成11年7月15日から施行する。
2. この規定は平成27年8月20日から施行する。



受賞者一覧

受賞年 全国大会
開催地 学会賞受賞者 若手研究者支援事業
1996 43 秋田県山本郡 推薦なし  
1997 44 鹿児島県加世田市 奨励賞 藤井信一郎氏「鳥取県の砂丘畑野菜の生産安定に関する研究」
奨励賞 大江 碩也氏「石川県の砂丘地野菜の高品質安定生産に関する研究」
 
1998 45 徳島県鳴門市 技術賞 小豆澤 斉氏「島根県の砂丘地ブドウの高品質安定生産に関する研究」
奨励賞 野沢 智裕氏「屏風山砂丘地野菜の省力化による高品質安定生産に関する研究」
 
1999 46 京都府中郡 学術賞 井上 光弘氏「砂地における水分・塩分動態モニタリングシステムの開発とその応用」  
2000 47 佐賀県唐津市 地域賞 成田 佐太郎氏「砂丘地の農用地造成と技術開発研究の支援」
地域賞 渡邉 信利氏「砂丘地野菜の産地育成と振興」
 
2001 48 静岡県榛原郡 地域賞 山根 昌勝氏「砂丘地における特産作物の栽培に関する基礎及び応用的研究」  
2002 49 石川県金沢市 地域賞 稲部善博氏「砂丘地ハウスブドウの高品質安定生産に関する研究」  
2003 50 鳥取県米子市 推薦なし  
2004 51 新潟県新潟市 奨励賞 ムハマド・イルシャド氏  
2005 52 青森県弘前市 地域賞 中島一成 氏  
2006 52 島根県出雲市 地域賞 橋本敦郎氏「鳥取砂丘ラッキョウの地域ブランド化と生産振興」  
2007 54 愛媛県松山市 該当無し  
2008 55 大阪府羽曳野市 該当無し  
2009 56 石川県かほく市 該当無し  
2010 57 次年度へ延期    
2011 57 宮崎県宮崎市 地域賞 永田 洋一郎氏  
2012 58 徳島県徳島市   近藤 謙介氏「砂ベッド栽培における栽植密度がズッキーニの収量および品質に及ぼす影響」
2013 59 東京都港区 学術賞 乾燥地科学シリーズ編集委員会代表 恒川 篤志氏「乾燥地科学シリーズ<全5巻>の編集・出版」 鶴田 博人氏「塩および乾燥ストレスがミニキュウリのアスコルビン酸輸送および抗酸化答におよぼす影響」
徳本家康氏「砂丘畑から発生する温室効果ガスのモデル化」
2014 60 鳥取県鳥取市 奨励賞 脇 清貴氏「ラッキョウ栽培作業の省力化に関する研究」  
2015 61 青森県弘前市 技術賞 江崎次夫氏「エチゼンクラゲ類を活用した海岸防災林の造成」  
2016 62 島根県出雲市 該当なし  
2017 63 新潟県新潟市 論文賞 安中武幸氏・花山 奨氏「メロンがトンネル栽培された砂丘畑における土壌水分・溶質量変動の5TEセンサーを用いた測定」  
2018 64 茨城県つくば市 論文賞 安萍氏「Selection of plant species as indicators of desertification in Mu Us sandy land, China」  
2019 65 佐賀県佐賀市 奨励賞 寺本行芳氏「砂丘における海岸林の防災機能の評価に関する研究」
論文賞 鶴田博人氏・山田智氏・猪迫耕二氏・藤山英保氏「乾燥ストレス条件下のキュウリにおけるアスコルビン酸輸送と抗酸化応答の関係」
 
2020 66 次年度へ延期 推薦なし  
2021 66 和歌山県和歌山市 該当なし  
2022 67 鳥取県鳥取市 奨励賞 馬場貴志氏「植物の耐塩性および好塩性メカニズムの解明に関する研究」
論文賞 徳本家康氏、藤巻晴行氏「局所耕うん法の密集根群における吸水と下方浸透」