アラルの断末魔の叫びがきこえる
 
空を深紅に染めて沈む夕日。まるで血の色のようである。夕日の沈む地平線のかなた300km先には瀕死のアラル海がある。干上がったアラル海から巻き上げられた塩分に富む微小なダストが赤みを際立たせているのである。当地域では、アラル海から飛んでくる塩分も土壌塩類化に無視できない寄与をしていると現地の人が語っていた。

撮影地:カザフスタン